女性向け賃貸アパートに男性入居者が決まる理由とは?!
皆さん、こんにちは。
先日の新入社員ランチ歓迎会で、自身も賃貸アパート経営を手掛けている当社の女性スタッフから興味深い話題が出ましたので、ブログ記事でシェアさせていただきます(^-^)
現在ご資産(投資物件)を賃貸住宅としてご活用されている方、あるいは今後の賃貸住宅経営をご検討されている方に、ご参考にしていただけますと幸いです。
女性の感性を生かして、女性にうれしいアパートを企画
当社の女性社員が経営しているアパートは、首都圏近郊でお隣の建物も賃貸アパートという、オーナーとしては競争率の高い立地。しかし、現在も満室稼働中です。
その秘訣のひとつは、「女性としての感性を生かして、内装や設備等を改善したこと」にあるようです。
購入時すでに建物の構造や規模、各部屋の間取り等、建築の大枠は決定されている状態でした。そのため、大がかりな構造の変更は不可能でしたが、照明や壁紙、共有部の設備等、細かな部分を見直すことで、物件のイメージは大きく変わりました。
内見時、部屋に入った瞬間の感動を
内装の細かな部分を見直すにあたり大切にしたのは、部屋に入った瞬間の「わぁ! 素敵なお部屋!」という感動。
まず、一般的な丸いシーリングライトをシャンデリア型の照明に変更。この照明によって、部屋に入った瞬間のイメージが、大きく変わったといいます。
素材感にこだわったクロスづかい
天井のクロスには、木材をイメージしたデザインのものを使用。
天井は、入居者さまがお部屋のなかで横になった姿勢、つまり一番リラックスしたいシチュエーションで目にされるものですから、ナチュラルなイメージはとくに効果的ですね。
そして、トイレの壁紙に採用したのは、素材感のあるレンガ調の壁紙。
賃貸アパートでトイレの壁紙にこだわっている物件は少ないかもしれませんが、確かにカフェやレストランで、トイレがおしゃれだとすごく好印象ですよね。このブログを書いている私も女性ですが、あえてトイレの壁紙にこだわるというのは「なるほど!(納得)」でした。
また、トイレットペーパーのホルダーやドアノブ等の部品にもこだわったとのこと。
リフォーム・リノベーションのプランニングを手掛ける当社の社長(女性)も、そういった部分にこだわることで「高級感が出せる」といっています。
面積としては小さいですが、印象は大きく変わるのですね!
プライバシー・防犯の配慮で1階にも女性が多く入居
女性が住まいに求めることとして、「おしゃれであること」もとても大切ですが、「安全・安心」も外せない部分です。
一般論として、1階の居室は女性入居者から敬遠されることも多いです。しかし、当社女性スタッフが経営する物件については、地形の関係から前面道路の高さより建物が少し高くなっていることもあり、「防犯やプライバシーに配慮すれば、女性入居者も見込める」と判断したとのこと。
その読みは当たり、1階にも女性が多く入居する結果となりました。
その「安全・安心」のための具体策とは…
- 共有階段の照明を明るいものにする(数を増やす)
- 通行・出入りする人たちの視線の角度まで考慮し、専有部分(お部屋等)が見えないよう、フェンスを設置
1つ目については、大通りに面しているわけではないため、夜間の防犯面が気になったとのこと。
ただ、夜に駅からその物件に向かって歩いていくと、明かりが灯っているのが離れたところからでも見えるそうで、防犯面のみならず「おかえりなさい・おつかれさま」効果もありそうです。
夜道に明かりが灯っているのを見たときの安堵感というのは、個人的にも実感するところです。ゴッホの「夜のカフェテラス」という絵画に癒されるのは、きっと女性だけではないですよね(^-^)
“彼女を呼んだとき好評な部屋”は男性入居者のハートもゲット!
女性の感性を生かして、女性向けの工夫を凝らした物件ですが、ふたを開けてみると満室稼働の一部には、男性入居者も!
その理由を、当社スタッフは「部屋に遊びにきた彼女が喜んでくれそう(実際に好評)だから」と分析しています。実際、ご結婚が決まって転居される事例も出ているそうです。
単身用物件は平均的に、ファミリー向け物件に比べると入退去のサイクルが短くなりますが、せっかくならハッピーな理由で物件を“ご卒業”していただきたいですよね(^-^)
男性入居者が退去され、オーナーとして「いよいよ女性専用物件になるのかな」と予想していたところ、次の入居者も男性で、ありがたくも意外だったとのこと。
すべてのケースが“寿退去”になるのかはわかりませんが、女性にうれしい物件は確実に男性の心もつかんでいるようです。
建築の段階から企画できれば、さらにコンセプトに忠実に
今回の物件では、建築の躯体以外の部分についてさまざまな工夫をすることで満室稼働を実現していますが、当社の女性スタッフは「できれば建築前の段階からプランニングしたい」といいます。
内装等の工夫でも十分に成果をあげられましたが、建物の企画段階からコンセプトに合わせていくことでより魅力的な物件にすることができます。
資産活用をお考えの方は、リフォーム前、リノベーション前、さらには運用方法決定前等、なるべく早い段階から専門家にご相談をいただくことで、より効果的な提案を得られるかと思います。
当社でも、ご資産の運用について幅広くご相談を承っております。ぜひお問い合わせください。
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